懸垂 PR

【実例あり】懸垂バーは家の壁やドア枠が壊れる!絶対に使わないで!

自宅で懸垂をするために、懸垂バーを購入しようとしている人の中には、

悩むマッチョ
悩むマッチョ
懸垂バーは家の壁やドア枠が壊れないのかな

このような疑問を持つ方が多いと思います。

表題の通り、懸垂バーで懸垂をすると、家の壁やドア枠が壊れる可能性が高いです。

この記事では、

  • 懸垂バーで家の壁やドア枠が壊れる原因
  • 懸垂バーが原因で家の壁やドア枠が壊れた実例

などを紹介していきます。

懸垂バーを購入しようとしている人は、必ず最後まで記事をご覧ください。

 

懸垂バーの種類と特徴

懸垂バーには、主に以下の種類があります。

  1. 壁固定タイプ
  2. ドア枠タイプ
  3. 突っ張りタイプ
  4. 自立式タイプ

それぞれの特徴や、メリットデメリットを詳しく紹介していきます。

壁固定タイプの懸垂バー

壁固定タイプは、壁に直接ネジで固定するタイプの懸垂バーになります。

適切に設置すれば省スペースで懸垂ができ、懸垂バーの安定感も抜群というメリットがあります。

しかし、懸垂バーの設置には壁に穴を開ける必要があるため、賃貸物件に住んでいる人や壁を傷つけたくない人には大きなデメリットになります。

ドア枠タイプの懸垂バー

ドア枠タイプは、ドアの枠に挟んで固定するタイプの懸垂バーになります。

設置が簡単で、省スペースで懸垂ができるというメリットがあります。

しかし、ドア枠への負担が大きく、ドア枠が壊れることもあるのは大きなデメリットです。

突っ張りタイプの懸垂バー

突っ張りタイプは、壁や天井に圧力をかけて固定するタイプの懸垂バーになります。

4種類の懸垂バーの中で、最も省スペースで懸垂ができるというメリットがあります。

しかし、壁への負荷が非常に高くなるため、壁が壊れることもあるのは大きなデメリットです。

自立式の懸垂バー

自立式の懸垂バーは懸垂マシンとも呼ばれ、床に置いて使用するタイプの懸垂バーになります。

自立できる懸垂マシンは、壁やドア枠が壊れる可能性は一切ないというメリットがあります。

しかし、部屋のスペースを取ってしまうため、部屋が狭い人は設置しにくいというデメリットがあります。

【関連記事】懸垂マシンはいらない?実際に懸垂マシンを買った私が正直に解説!

懸垂バーで家の壁やドア枠が壊れた5つの実例

筋トレがつらい男性

まずは、懸垂バーが原因で家の壁やドア枠が壊れた実例を紹介していきます。

私が探した中では、

  1. ドア枠タイプ
  2. 突っ張りタイプ

この2つのタイプの懸垂バーにより、家の壁やドア枠が壊れたという実例が見つかりました。

懸垂バーで壁が壊れた実例①

この方は、アパートのドア枠に突っ張りタイプの懸垂バーを設置しています。

突っ張った懸垂バーがドア枠ごと外側に押し込んで、ドア枠の横と上の壁が壊れてしまっています。写真を見ると、壁のヒビが天井にまで届いていることが分かりますね。

懸垂バーで壁が壊れた実例②

この方も、家のドア枠に突っ張りタイプの懸垂バーを設置しています。

突っ張った懸垂バーの影響で、ドア枠の両サイドの壁が壊れてしまっていますね。

懸垂バーで壁が壊れた実例③

この方も、家のドア枠に突っ張りタイプの懸垂バーを設置しています。

懸垂バーを取り付ける時に壁が壊れてしまったようです。設置中に壁が壊れたようなので、恐らく懸垂をする前に壊れたのだと思われます。

懸垂バーで壁や天井が壊れた実例

この方は、家の廊下のドア枠とドア枠の間に突っ張りタイプの懸垂バーを設置しています。

最初の写真から天井が壊れていることが分かりますね。また2〜3枚目の写真を見ると、壁も大きく壊れていることが分かります。

天井と両端の壁が壊れているので、大きな損害になってしまっています。

懸垂バーでドア枠が壊れた実例

この方は、ドア枠に挟んで固定するタイプの懸垂バーを設置しています。

懸垂バーを挟み込んだドア枠ごと壊れてしまい、懸垂バーやドア枠と共にご自身も落下してしまったようです。

懸垂中の急な落下は受け身が取れないので、一歩間違えると大怪我に繋がる非常に危険な事故ですね。

懸垂バーで壁やドア枠が壊れる理由

ホワイトボードで解説する女性

懸垂バーで壁やドア枠が壊れる理由は、下の2つの理由が挙げられます。

  1. 壁やドア枠は懸垂バーに耐えられる構造ではない
  2. 懸垂バーは壁やドア枠に大きな力がかかる

壁やドア枠が壊れる2つの理由について詳しく解説していきます。

壁やドア枠は懸垂バーに耐えられる構造ではない

一般的な住宅の壁は、木造の場合、垂直方向の荷重には強いですが、水平方向の力には弱い構造になっています。

突っ張りタイプの懸垂バーを使用すると、構造上弱いとされている水平方向に大きな力がかかるため、壁が壊れてしまう可能性があります。

ドア枠も同様に、ドアの開閉に耐える程度の強度は持っていますが、人の体重を支えるほどの強度は想定されていません

特に、古い家屋や軽量な建材を使用している場合は、より損傷のリスクが高くなります。

懸垂バーの設置を想定していない壁やドア枠に、懸垂バーを付けること自体そもそも間違いなのです。

懸垂バーは壁やドア枠に大きな力がかかる

懸垂バーを使用すると、使用者の体重と運動による動的な力が壁やドア枠にかかります。

では実際に、懸垂バーを壁やドア枠に設置した時に、どれくらいの力が壁やドア枠にかかるのか計算してみましょう。

計算式で使う数値の条件は、下のように仮定します。

  • 体重:70kg
  • 懸垂時の動的加速度:体重の2倍
  • 摩擦係数:0.8(ゴム製のカバーと一般的な建材の間の摩擦係数の中央値)

最大荷重を計算

体重70kgの人が瞬間的にかかる最大荷重は、体重の2倍と仮定すると、

70kg×2=140kg

これをニュートンに変換すると、

140kg×9.8m/s2=1372N

※重力加速度=9.8m/s2を使用

このようになります。

両壁にかかる法線応力を計算

摩擦係数が0.8の場合、必要な法線力は次のように計算します。

1372N÷(2×0.8) =857.5N

これをキログラムに変換すると、

857.5N÷9.8m/s2=87.5kg

※重力加速度=9.8m/s2を使用

このようになります。

懸垂バーによる壁やドア枠にかかる力

以上の計算結果から、両壁に約87.5kgの力をかければ、体重70キログラムの人が懸垂バーから落ちないようにするための十分な摩擦力が得られます。

この力は、あくまでも最低限必要な力となります。
また、体重や懸垂バーの素材などの違いから数値が前後することがあるので、参考値として認識して下さい。

これほどの力を常時かけ続ける必要があるため、懸垂バーが原因で壁やドア枠が壊れるのは当たり前ですね。

家の壁やドア枠を壊さない懸垂マシンを使おう

懸垂バーが原因で家の壁やドア枠が壊れた実例で紹介したように、

  1. ドア枠タイプ
  2. 突っ張りタイプ

この2つのタイプの懸垂バーは、家の壁やドア枠が壊れる可能性が非常に高いです。壁やドアを壊したくない人は、これらの懸垂バーはオススメしません。

壁固定タイプの懸垂バーも良いですが、ネジで壁に大きな穴を開けることになるので、壁の破損と言っても過言ではありません。

そうなると、家の壁やドア枠を壊さないために残された選択肢は自立式の懸垂マシンだけになります。

ここからは、私が使っている懸垂マシンや、その懸垂マシンのオススメポイントなどを紹介していきます。

私が使っている自立式の懸垂マシン

ホームジム

私は「STEADY」というメーカーの自立式の懸垂マシンを使っています。

懸垂マシンという特性上、高さはありますが、土台部分はそこまで広くないので、思ったよりも大きくないというのが私の印象です。

部屋に1畳程度の余剰スペースがある方であれば、自立式の懸垂マシンを余裕で置くことが出来るでしょう。

床の保護のために念の為にマットを引いていますが、マットがなくても床が凹むということはありません。

自立式の懸垂マシンは壁やドア枠が壊れない

自立式の懸垂マシンの最大のメリットは、壁やドア枠が壊れないということでしょう。

壁やドア枠を壊すことが無いため、私のように賃貸物件に住んでいる人でも気軽に設置することが出来ます。

壁やドア枠を壊したくないという人は、絶対に自立式の懸垂マシンを買うようにして下さい。

懸垂バーよりは価格が高い

懸垂バーは、安いものであれば数千円で購入できます。一方で懸垂マシンは安くても1万円弱はするため、価格面では懸垂バーの方が優れています。

しかし、懸垂バーを設置したことで壁やドア枠が壊れた場合、その修繕費はかなり高くなります。

壁やドア枠の修繕費を考慮すると、自立式の懸垂マシンの方が安くなるということはあると思います。

たった数千円多く出すだけで壁やドア枠が壊れる心配がなくなるので、個人的には自立式の懸垂マシンを買った方が良いと思います。

まとめ

この記事では、懸垂バーが原因で家の壁やドア枠が壊れた実例やその原因などを解説しました。

懸垂バーで壁やドア枠が壊れる理由は、

  1. 壁やドア枠は懸垂バーに耐えられる構造ではない
  2. 懸垂バーは壁やドア枠に大きな力がかかる

この2つが挙げられます。

懸垂バーを壁やドア枠に設置してしまうと、実例で紹介したように壁やドア枠が壊れる可能性があります。

家の壁やドア枠を壊したくないという人は、私が購入した自立式の懸垂マシンを購入するようにしましょう。

 

他の懸垂マシンも比較してみたいという人は、こちらの記事もオススメです。

【日本製】オススメの懸垂マシン5選!高品質の日本メーカーがオススメ!