ホームジムを作るときに、
と、不安に思う人も多いでしょう。
賃貸物件でも持ち家でも、もし重い筋トレ器具を置いて床が抜けてしまうと、莫大な修繕費がかかります。
この記事では、ホームジムの床が抜ける可能性について解説していきますので、ホームジムを作ろうと考えている人は、最後までご覧ください。
ホームジムの床が抜ける可能性
まずは、ホームジムを作るときに心配なホームジムで床が抜ける可能性について解説します。
ホームジムに、パワーラックやバーベルなどの重量が重い器具を置こうとしている人は必ずチェックしておきましょう。
ホームジムの床が抜ける可能性はほぼ無い
結論からお話しすると、ホームジムに置いた器具の重さが原因で床が抜ける可能性はほぼありません。
パワーラックやバーベル、プレートのような重い器具を置いても、ホームジムの床が抜けることはほぼ無いでしょう。
築年数や床の耐久度などでも変わってくるので、100%床が抜けないというわけでは無いことを覚えておいて下さい。
ホームジムで床が抜ける可能性はほぼ無い理由
一般的な住宅の設計では「床の積載荷重」として「㎡あたり約180kgに耐えられる」ことが、建築基準法で定められています。
「床の積載荷重」とは、その場所が何kgまで重さに耐えられるかという目安です。
この積載荷重の180kgギリギリを狙って設計することはなく、ある程度の余裕を持って設計されていることが多いです。
例えば、パワーラックの幅と長さは1㎡を超えるものが多いので、総重量が180kg未満であれば床が抜けることはまず無いでしょう。
器具の重さでホームジムの床がゆがむ可能性はある
先ほど紹介した「180kg/㎡」という床の積載荷重は、床が破壊されないという意味に近いです。
器具の重さによって床が抜ける可能性はほぼ無いですが、床に「ゆがみ」や「たわみ」が発生する可能性は高いです。
パワーラックなどをホームジムに設置した後にわざわざ動かすことはないので、床への影響は避けられないでしょう。
私は簡易的なホームジムを作りましたが、パワーラックなどの重い筋トレ器具は置いていません。
その理由は「ホームジムにパワーラックがいらない5つの理由」の記事で、詳しく解説しています。
記事の後半で詳しく解説しますが、もしホームジムに重い器具を置く場合はコンパネやマットなどで床を保護しましょう。
ホームジムで床が抜けたケース
これまでの説明で、ホームジムに置いた器具の重さが原因で床が抜ける可能性はほぼ無いということはお分かり頂けたと思います。
しかしホームジムの床が抜ける可能性は他にもあるのです。
ここからは、「ホームジムの床が抜けたケース」について解説していきます。
ダンベルを落とすとホームジムの床が抜けることがある
ホームジムで筋トレをする際に、ダンベルやバーベルを床に落としてしまうこともあるでしょう。
高重量のダンベルやバーベルをホームジムの床に落としてしまうと、
- 床が抜ける
- 床が凹む
- 床に傷が付く
ということがあります。
トレーニング中にどれだけ注意していても、このような筋トレ中の事故は突発的に起きてしまいます。
ホームジムの床が傷ついてしまうと直すときの修繕費用が高くなるので、ホームジムを作る際はコンパネやマットなどで床を保護しましょう。
重さが1か所に集中するとホームジムの床が抜けることがある
床に接地している面積が小さいと1か所に荷重がかかり、ホームジムの床が抜ける可能性が高くなります。
プレートラックのように、省スペースでプレートを収納できるものは便利ですが、床への負荷を考えるとあまりオススメはできません。
プレートラックは設置面積が1㎡より狭くなるため、プレートの合計重量を180kg未満に抑える必要があります。
もし180kgを超えてしまうと、床の積載荷重である㎡あたり約180kgに耐えられずにホームジムの床が抜けてしまう可能性があります。
スペースの関係でどうしてもプレートラックwp使いたい場合は、ホームジムにコンパネなどを下に敷いて対策をしておきましょう。
ホームジムの床が抜けないようにする対策
ホームジムの床が抜けないようにする対策は、
- ホームジムの床にゴムマットを敷く
- ホームジムの床にコンパネを敷く
- ホームジムの床を補強する工事をする
この3つの方法があります。
1つ1つの対策を詳しく解説するので、ホームジムの床を保護したい人は自分に合う方法で対策をしましょう。
ホームジムの床にゴムマットを敷く
ホームジムの床を保護するために、ジムでも使われているようなゴムマットを床に敷くことをオススメします。
ただし、柔らかい素材のゴムマットではパワーラックなどの重い器具を置いた場合、バランスが不安定になる可能性があります。
もしホームジムの床を保護する際は、実際にジムで使われている硬い素材のゴムマットを敷くようにしましょう。
ジムにも使われているゴムマットはネットで購入できるので、簡単な対策をしたい方は購入しておきましょう。
ホームジムの床にコンパネを敷く
ホームジムの床を保護するために、コンパネなどの木材を床に敷くこともオススメです。
コンパネをホームジムの床に敷くことで、床にかかる荷重を分散させることができます。
万が一、バーベルやダンベルなどを床に落としても、コンパネの上であれば床が抜ける可能性は少なくなるでしょう。
コンパネはホームセンターなどで購入することが出来るので、ゴムマットと同様に簡単な対策の1つですね。
ただし、コンパネは大きいものが多いので、持ち帰るときやホームジムにする部屋に搬入する際は気をつけましょう。
ホームジムの床を補強する工事をする
ホームジムの床の耐荷重を上げるために、業者に床の補強工事を依頼するのもオススメです。
補強工事をする床の広さによって値段は変わりますが、数万円〜数十万円くらいの金額は必要になります。
この記事で紹介した対策の中では1番お金がかかる方法ですが、1番安心できる方法でもあります。
下の画像のように、
- 大きなパワーラックを置きたい
- 高重量でトレーニングしたい
このように考えている人は、ホームジムの床の補強工事をした方が良いでしょう。
まとめ
この記事では、ホームジムの床が抜ける可能性について解説しました。
記事の内容をまとめると、
- ホームジムの床が抜ける可能性はほぼ無い
- 重い筋トレ器具を置くと床がゆがむ可能性はある
- ダンベルやバーベルを落とすと床が抜ける可能性はある
- コンパネやゴムマットを敷いて床を保護しよう
このようになります。
ホームジムに重い器具を置こうとしている場合は、床への影響を減らすためにも何かしらの対策をするようにしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
私は簡易的なホームジムを作りましたが、作って良かったと思っています。
筋トレライフを満喫するために、ホームジムを作って筋トレをしましょう。
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