グラノーラは、手軽で栄養価の高い食事として有名だと思います。
筋トレをしている人の中には、
このように、疑問を持っている人もいるでしょう。
本記事では、グラノーラと筋トレの関係を徹底的に解説し、グラノーラの効果的な活用方法をお伝えします。
グラノーラの栄養成分と筋トレへの影響
グラノーラは複数の食材を組み合わせた食品であり、豊富な栄養素を含んでいます。
グラノーラの主要な栄養成分と、それらの成分が筋トレにどのように影響するかを解説します。
グラノーラに含まれる炭水化物
グラノーラの主成分は、オーツ麦由来の複合炭水化物です。
炭水化物は筋トレ前後のエネルギー源として重要な栄養素になります。
筋トレ前に摂取することで持久力を向上させ、トレーニング後に摂取することで筋グリコーゲンの回復を促進します。
ダイエットをしている人の中には炭水化物を制限している人もいると思いますが、筋トレをするなら炭水化物の摂取は必須になります。
グラノーラに含まれるタンパク質
グラノーラに入っているオーツ麦や各種ナッツ類にはタンパク質が含まれています。
筋トレをしている人にとっては常識だと思いますが、タンパク質は筋肉の修復と成長に不可欠です。
ただし、グラノーラだけではタンパク質が不足する可能性があるため、他の食品からタンパク質を摂取する必要があります。
グラノーラに含まれる健康的な脂質
グラノーラに入っているナッツ類やシードに含まれる不飽和脂肪酸は、健康的な脂質といわれています。
不飽和脂肪酸には、
- 動脈硬化・高血圧を予防する
- アレルギー症状を緩和する
- 血栓症を予防する
- アトピー性皮膚炎を改善する
- 記憶力や学習能力を高める
- 視機能を改善する
このような効果があると言われています。
筋トレ以外の観点からも、健康に良い影響を与えてくれる栄養素となっています。
グラノーラに含まれるビタミンとミネラル
グラノーラには様々なビタミンやミネラルが含まれています。
特に、ビタミンEは抗酸化作用があり、筋トレなどの激しい運動によって生じる酸化ストレスから体を守る効果があります。
また、マグネシウムは筋肉の機能のサポートと回復に重要な役割を果たします。
筋トレをしている人が見落としやすい栄養素ですが、どちらも筋トレをしている人には必要な栄養素となっています。
グラノーラに含まれる食物繊維
グラノーラに含まれる食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える効果があります。
食物繊維が豊富な食品は満腹感を得やすいことから、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
筋トレをするとお腹が空いてたくさん食べてしまいがちですが、食物繊維をしっかり摂れば食べ過ぎを防いでくれるでしょう。
筋トレにおけるグラノーラのメリット
筋トレにおけるグラノーラのメリットは、下の5つが挙げられます。
- 手軽に栄養補給が出来る
- 栄養バランスが良い
- 腸内環境が改善される
- 筋トレのエネルギー源となる
- 良質な脂質を摂取できる
グラノーラの5つのメリットについて、詳しく解説していきます。
グラノーラは手軽に栄養補給が出来る
グラノーラは、牛乳などをかけるだけで食べられるため、手軽に栄養補給が出来るというメリットがあります。
グラノーラは朝に食べるというイメージがあるように、忙しい朝でもすぐに食べられるので私は寝坊してしまった日は朝食で食べています。
またグラノーラは持ち運びが容易に出来るので、ジムでの筋トレ前の栄養補給としても活用できます。
グラノーラは味がしっかり付いているので、牛乳をかけずにスナック菓子感覚で食べても美味しいですよ。
グラノーラはバランスの良い栄養が摂れる
グラノーラは、炭水化物とタンパク質をバランス良く摂ることが出来ます。
筋肉のエネルギー源となる炭水化物と、筋肉の修復材料となるタンパク質を同時に摂取できるため、筋トレをしている人には大きなメリットとなります。
グラノーラは腸内環境を改善してくれる
グラノーラは食物繊維が豊富で、腸内環境を改善してくれます。
筋トレをしている人はプロテインをよく飲むため、腸内環境が乱れやすいという傾向があります。
プロテインを飲むなというのは難しいと思うので、グラノーラなど食物繊維が豊富な食事を心掛けることをオススメします。
また、食物繊維には栄養素の吸収効率を高める効果があるため、筋トレ後にグラノーラを食べることで効率良く栄養を吸収できます。
グラノーラは筋トレのエネルギー源となる
グラノーラに含まれる複合炭水化物は、ゆっくりと時間をかけて消化・吸収されるため、長時間の筋トレの良いエネルギー源となります。
筋トレの時間が長くなっても、常に体の中にエネルギー源があるというイメージですね。
筋トレをする時間が長いという方は、グラノーラなどに含まれる複合炭水化物を筋トレ前に摂取することをオススメします。
グラノーラから良質な脂質を摂取できる
筋トレをしている人は、食事制限や食事管理などで、脂質を制限している人が多いです。
しかし、脂質は三大栄養素と言われており、体に必要な栄養素の1つです。
グラノーラに入っているナッツ類をはじめ、青魚やオリーブオイルからも良質な脂質を摂ることが出来ます。
また、良質な脂質には抗炎症作用があり、トレーニング後の筋肉の回復を促進してくれるというありがたい効果もあります。
筋トレにおけるグラノーラのデメリット
これまで、筋トレにおけるグラノーラのメリットを紹介しました。
筋トレをしている人にとって多くのメリットがありますが、デメリットが無いというわけではありません。
筋トレにおけるグラノーラのデメリットは、下の4つが挙げられます。
- カロリーの高さ
- 糖分の含有量が多い
- タンパク質が不足する
- 添加物が多い
これら4つのデメリットを、詳しく解説していきます。
グラノーラはカロリーが高い
グラノーラは、手軽に栄養(カロリー)を摂取できるという商品の特性上、100gあたり約400〜500kcal程度となっています。
商品によって若干の差はありますが、高カロリーな食事にはなりますので、減量期には摂取量の調整が必要です。
グラノーラだけでお腹いっぱい食べてしまうと太りやすくなるので、グラノーラの食事量には気をつけましょう。
グラノーラは糖分の含有量が多い
グラノーラの一部の商品は、砂糖や蜂蜜を多く含む商品もあります。
そのような甘い商品は血糖値の急上昇を引き起こす可能性があるため、健康上の観点からオススメしません。
もしグラノーラを買う際は、糖分の含有量が低い商品を選ぶようにしましょう。
グラノーラだけではタンパク質が少ない
筋トレをしている人が筋肉を付けたい場合、グラノーラ単体ではタンパク質の量が不十分です。
筋トレをしている人がグラノーラを食べる際には、
- 高タンパク質の牛乳をかける
- 高タンパク質のヨーグルトに入れる
- 別の食品からタンパク質を摂る
このように、タンパク質を増やす努力をしましょう。
忙しい朝だからと言って、グラノーラだけで朝食を済ますのはオススメしません。
グラノーラだけでタンパク質を摂取すると、カロリーや糖分を摂り過ぎてしまうため、他の食品からタンパク質を摂取してください。
グラノーラには添加物が多い
グラノーラには、保存料や着色料などの添加物が多く含まれることがあります。
添加物には、下のようなデメリットがあるとされています。
- 安全性が十分に検証されていない可能性がある
- 1日の摂取量が決まっている
- 糖分・脂質・塩分過多や味覚障害を引き起こす恐れがある
- アレルギー物質が入っている可能性がある
体に良いものではないため、グラノーラを買う際は添加物の確認も忘れずに行いましょう。
筋トレにグラノーラが最適か?
これまで、筋トレにおけるグラノーラのメリット、デメリットを紹介してきました。
グラノーラにはメリットもデメリットもあると理解して頂けたと思います。
皆さんの次の疑問は、
という点だと思います。
ここからは皆さんの疑問にお答えするために、グラノーラは筋トレに最適な食事なのか?という内容で解説していきます。
筋トレ前後の軽食として適している
メリットの章で解説したように、グラノーラは栄養バランスが良く手軽に食べることが出来ます。
簡単に栄養価が高い食事が出来るため、筋トレ前後の軽食に適していると判断できます。
筋トレ前後に栄養補給ができていないという方は、グラノーラを活用して栄養補給を行うようにしましょう。
特に筋トレ前後の栄養補給が大切なので、食事内容だけでなく食事回数にも注目してみましょう。
≫筋トレをする人に「筋肉を付けるために最適な食事回数」を教えます
筋トレをしている人の主食には適さない
デメリットの章で解説したように、グラノーラはタンパク質が少ないです。
グラノーラのみではタンパク質が不足するため、朝昼晩の主食には適していません。
また、カロリーコントロールが難しいという大きなデメリットもあるため、食事管理には細心の注意が必要になります。
本気で筋トレをしている人は、グラノーラに頼りきりになることなく、しっかり食事メニューを組むようにしましょう。
≫筋トレの食事メニュー1週間分を公開【男女別に朝昼晩のメニューを紹介】
筋トレにおけるグラノーラの適正度
グラノーラが筋トレに最適な食事かどうかは、グラノーラの食べ方によって適正度が変わるという表現が正しいと思います。
主食には適していないが筋トレ前後の軽食には最適と表現したのは、これが理由です。
グラノーラが筋トレに最適な食事となるかどうかは、あなたの食べ方次第で大きく異なります。
グラノーラの摂取タイミングと量の調整
先ほど「グラノーラは食べ方が大切」と解説しましたが、
と、疑問を持っている人が多いと思います。
そんな方のために、筋トレをしている人にとってグラノーラの理想的な摂取タイミングと量を解説していきます。
筋トレ前に50〜100gのグラノーラを食べよう
筋トレをする1〜2時間前にグラノーラを食べて、筋トレ時のエネルギー源を確保しておきましょう。
筋トレ前にたくさん食べてしまうと胃への負担が大きくなるため、50〜100g程度を軽めに食べることをオススメします。
グラノーラ以外のオススメの食事
筋トレをする前には、筋トレ時のエネルギーの確保は必須です。
グラノーラ以外であれば、
- おにぎり
- 団子
- 低脂質なパン
などから、エネルギーを確保することをオススメします。
筋トレ後に100〜150gのグラノーラを食べよう
筋トレ直後〜1時間後は「ゴールデンタイム」と呼ばれており、筋肉がタンパク質を吸収しやすい時間です。
このゴールデンタイムにいかに栄養を吸収するかによって、筋肉の成長速度や回復速度が大きく変わります。
ただし、グラノーラだけではタンパク質が大きく不足するため、プロテインと組み合わせて摂取することをオススメします。
グラノーラよりオススメの食事
筋トレ後は栄養バランスの良い食事が非常に大切です。
しかし、着替えやシャワー、家まで帰る時間などやるべきことがたくさんあり、すぐに栄養補給ができない時もあるでしょう。
そんな時は、まずプロテインで最低限のタンパク質を摂取して、やるべきことを済ませた後に栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。
私は筋トレ後のゴールデンタイムに栄養バランスの良い食事をするために、「筋肉食堂DELI」という冷凍宅配弁当を利用しています。
家に帰って電子レンジで温めるだけですぐに栄養バランスの良い食事を取れるので、非常に助かっています。
私と同じように、筋トレ後のゴールデンタイムに栄養バランスの良い食事を取りたい方は、こちらの記事がオススメです。
≫高タンパク質の冷凍弁当を買えば筋トレの食事管理が簡単になる!
朝食として100〜200gのグラノーラを食べよう
グラノーラは、時間の無い朝でも効率よく栄養補給が出来ます。
理想的な朝食ではありませんが、
- 普段朝ごはんを食べていない
- 朝が苦手で朝食作りがストレス
- 寝坊した時は朝ごはんを食べられない
このように、朝食に関する悩みがある方は、グラノーラを活用するのも良い選択だと思います。
グラノーラよりオススメの食事
寝いている間に出来なかった栄養補給をする朝食は、
- 栄養バランスが良いこと
- タンパク質をしっかり摂ること
この2つが求められます。
何も食べないよりはグラノーラを食べた方が良いですが、グラノーラよりもオススメなのは「BASE FOOD」というパンです。
タンパク質が多く含まれており、日本人に不足しがちな
- 鉄分
- 食物繊維
- ビタミンB2
などの栄養も含まれています。
グラノーラよりもタンパク質が多く栄養満点なので、私は朝ごはんとしてこのパンを食べています。
朝食がグラノーラだよりだという人は、BASE FOODのパンをぜひ試してみて下さい。
まとめ
グラノーラは、栄養バランスが良く、手軽に摂取できるため、筋トレを行う人にとって有用な食品です。
しかし、カロリーや糖分が多いため、摂取量には十分注意し、他の食品とバランス良く組み合わせることが重要です。
グラノーラの適切な摂取量とタイミングを見つけることで、グラノーラを筋トレの強力な味方にすることができます。
健康的な体づくりは、適切な運動と栄養の組み合わせから生まれます。グラノーラを賢く活用し、理想の身体を目指しましょう。
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