筋トレをしている人の中には、食事回数や食事量など食事に関する悩みを持っている人も多いと思います。
最適な食事回数や食事量は、「あなたが今どんな体で、今後どんな体になりたいか」によって異なります。
この記事では、食事に関する悩みを持っている人に向けて「筋トレをする人に最適な食事回数」を紹介します。
筋トレをする人の最適な食事回数

筋トレをしている人は食事内容は気にしている人は多くても、食事回数を気にしている人は少ないです。
もちろん食事内容の方が大切にはなりますが、筋肉を効率良く付けるには食事回数も大切なんです。
では、1日何食が最適なのか?詳しく解説していきます。
筋肉を付けたい人の食事回数は6回が最適

筋肉を付けたい人の食事回数は6回がオススメです。1日6食と聞くと多いという考える人もいるでしょう。
しかし、3食の食事量を2倍に増やすのではなく、これまでの食事で食べていた3食分の食事量を6回に分けるというイメージです。
1日の栄養摂取量は変えずに、6食に細かく分けて食べるのです。
1日6食が良い理由は、この後で詳しく解説します。
筋トレで痩せたい人も6回の食事回数が最適

ダイエット目的で筋トレをしている人も、1日6回の食事回数が最適です。
筋トレをして筋肉が付いたら、代謝が上がって痩せやすい体になります。
効率よく痩せるためには、筋肉を分解させずに痩せやすい体を維持することが大切になります。
もちろん食事内容は異なりますが、筋肉を付けたい人と同様に食事回数は1日6回をオススメします。
1日6食をオススメする理由

1日6回の食事回数をオススメする理由は「カタボリック」を防ぐことが出来るからです。
カタボリックとは科学用語で「異化」のこと。異化とは、大きな分子を小さな分子に分解することを指す。
筋トレで得た筋肉をエネルギー源として分解する現象であり、筋力増強を目指す人々にとってはできるだけ避けたい状態。
簡単に説明すると、カタボリックが起こると筋肉が減ってしまうということです。これは筋トレをしている人にとって大敵です。
なぜカタボリックが起きてしまうのか?その原因を解説していこうと思います。
カタボリックが起こる要因
カタボリックが起こる原因は「体内のエネルギー不足」です。
体の中のエネルギーが不足すると、筋肉をエネルギー源として分解し、体が必要とするエネルギーに変換するのです。
これは人間にとって自然な現象なので、カタボリックを無くすことは不可能です。
カタボリックを防ぐために1日6食をオススメする
カタボリックの原因は「体内のエネルギー不足」と分かっているので、カタボリックへの対策は簡単です。
何度も言ってきましたが、食事回数を1日6回にすれば良いのです。
1日6食にしてこまめに栄養を補給することで、常に体内にエネルギーがある状態を維持します。
筋肉を付けるためというより、筋トレで付けた筋肉を減らさないために、食事回数を6回にしましょうということです。
食事回数を1日6食に増やすメリット

食事回数を1日6食に増やす理由は「カタボリックを防ぐため」と解説してきましたが、1日6食には他にもメリットがあります。
食事回数を1日6食に増やすことで、
- 代謝の向上
- 血糖値の安定
- 筋タンパク質合成の促進
- 空腹感の軽減
- 栄養素の効率的な吸収
このようなメリットがあります。1つ1つのメリットを詳しく解説していきます。
①代謝の向上
1日6食に分けて食事をすることで、体の代謝が活発になります。頻繁に食事をすることで、消化のために体を常に働かせることができるのです。
代謝が上がると、脂肪燃焼効率が向上し、筋肉の成長にも好影響を与えます。
②血糖値の安定
食事の回数を増やすことで、血糖値の急激な上昇と下降を防ぐことができます。
血糖値が安定すると、エネルギー供給が均等になり、トレーニング中のパフォーマンス向上にもつながります。
③筋タンパク質合成の促進
筋肉の成長には、筋タンパク質合成が重要です。
1日6食に分けることで、体内のアミノ酸濃度を常に高い状態に保つことができ、筋タンパク質合成を促進させることができます。
④空腹感の軽減
1日6食の食事をすることで、極端な空腹感を感じにくくなります。これにより、過食や不健康な間食を防ぐことができます。
また、安定したエネルギー供給により、トレーニングへのモチベーションも維持しやすくなります。
⑤栄養素の効率的な吸収
1回の食事量が少なくなるため、消化器系への負担が軽減されます。
これにより、栄養素の吸収効率が向上し、筋肉の成長と回復に必要な栄養をより効果的に取り入れることができます。
筋トレをする人の1日6食のポイント

これまでの解説で、筋トレをしている人の食事回数は1日6回が最適だと理解して頂けたと思います。
しかし、これまで1日3食だった人が急に1日6食にしろと言われても困ってしまいますよね。
ここからは、1日6食の食事時間や食事例を紹介するので、食事回数を増やすときの参考にしてください。
1日6食の食事時間と食事例
時間 | 食事例 |
朝食 7:00 |
白米|味噌汁|焼鮭 |
間食① 10:00 |
高タンパクのヨーグルト |
昼食 12:00 |
白米|牛肉|サラダ |
間食② 16:00 |
プロテイン |
夕食 19:00 |
白米|鶏胸肉|野菜スープ |
間食③ 22:00 |
ササミとブロッコリーのサラダ |
1日6食にする場合、このようなスケジュールで食事をすることをオススメします。
1日3食の主食でバランス良く栄養を摂取して、間食でタンパク質を摂取するというイメージです。
1日6食と聞くと難易度が高いと思ったかも知れませんが、これなら頑張れば出来そうですよね。
この記事では1日分のメニュー例を紹介しましたが、1週間分のメニューを見たい方は下の記事をご覧ください。
【筋トレの食事メニュー】1週間分のメニューと作り置き食材を紹介
1日6食の食事時間のポイント

食事時間のポイントは、食事と食事の間隔を意識すること。
カタボリックと血糖値の上昇を防ぐためには、空腹の時間を短くすることが大切です。
せっかく食事回数を6回に分けても、食事間隔が空いてしまえばカタボリックが起こり筋肉が分解されてしまいます。
長くても3時間に1回はタンパク質を補給することをオススメします。
1日6食の食事内容のポイント

筋肉を付けるためには、どの食事にもタンパク質を入れることが大切です。
朝食・昼食・夕食にはバランスの良い食事をとり、間食にはタンパク質の多い食事をとりましょう。
食事回数が1日6食に変わったとしても、摂取する栄養はバランス良くするのが基本です。
1日6食の食事量の注意点

1日の食事回数を6回に増やす場合は、1日3食の食事量を6食に分散するのが基本です。
これまでの1日3食の食事量に間食として3食追加してしまうと、摂取カロリーが多すぎて太ってしまう可能性があります。
朝昼晩の食事量を少しだけ抑えて、抑えた分のカロリーを間食に回してあげてください。
食事回数を1日6食増やせない時の対策

筋トレをしている人の食事回数は6回が最適と説明しましたが、そんな頻度で食べられないという人もいるでしょう。
ここからは、食事回数を1日6食に増やせない時の対処法を紹介します。
対策①:プロテインで代用する

食事回数を1日6食に増やせない時は、食事の代わりにプロテインを飲むことがオススメです。
プロテインにはタンパク質が多く含まれており、炭水化物も少し含まれているものが多いです。
間食にプロテインを飲むことで血中のアミノ酸濃度を高く出来るため、筋肉の分解を防ぎやすいというメリットもあります。
普段プロテインを飲まない人は、どのプロテインを飲めば良いか分からないと思います。
数あるプロテインの中から、私が美味しいと思ったプロテインを飲んでみて下さい。
≫ プロテインマニアが選ぶ!本当に美味しいプロテインを紹介します
対策②:コンビニで高タンパク質商品を買う

最近は高タンパク質商品のブームが来ている影響で、コンビニでも高タンパク質の食事を買うことが出来ます。
コンビニで買える高タンパク質商品は、以下のような商品があります。
- プロテインドリンク
- プロテインバー
- ゆでたまご
- サラダチキン
- 高タンパク質のヨーグルト
小さなサラダチキン1つ、高タンパク質のヨーグルト1つでもカタボリックを防ぐ効果がありので、できれば間食として食べることをオススメします。
対策③:冷凍宅配弁当を活用する

食事回数を1日6食に増やしたいけど、
- 料理が苦手
- 仕事で忙しくて料理をする暇がない
- 筋トレで疲れて料理が出来ない
このような人が多いでしょう。
実際に私も仕事や筋トレで疲れて料理が出来ない日は、高タンパク質で栄養バランスが良い冷凍弁当を食べています。
↓こんな感じです↓


電子レンジで温めるだけで理想的な食事ができるので、非常にオススメです。
私が実際に食べて美味しいと感じた高タンパク質の冷凍弁当を紹介しているので、食事改善をして筋肉を付けたい人は下の記事をご覧ください。
≫高タンパク質の冷凍弁当を買えば筋トレの食事管理が簡単になる!
まとめ
この記事では、筋トレをする人の最適な食事回数について解説しました。
記事の内容をまとめると、
結論:筋トレをする人は6回の食事回数が最適
理由①:筋肉の分解を防げる
理由②:血糖値の上昇を緩やかに出来る
このようになります。
筋トレをしている人は食事回数を6回にして、筋肉に良い食事を意識しましょう。
食事が変われば、身体も変わります。
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