握力を補助してくれるトレーニングギアはあるのかな?
懸垂をしている人の中には、背中の筋肉をしっかり追い込むまで握力がもたないという人も多いと思います。
実際に私も懸垂を始めたばかりの頃は、背中の筋肉より先に握力に限界が来ることが多くありました。
結論からお伝えすると、懸垂で握力がもたない人は「パワーグリップ」を使うことをオススメします。
握力を補助してくれるトレーニングギアなので、懸垂をしているときに握力がもたないという問題を解決してくれますよ。
この記事では、
- 懸垂で握力がもたない原因
- 懸垂とは別で握力を鍛えるべきか
- 懸垂で握力を補助してくれるアイテム
これらの内容を解説していきます。パワーグリップをオススメする理由と共に、懸垂で握力がもたない原因についても詳しく解説していきます。
懸垂で握力がもたない3つの原因
懸垂で握力がもたない原因は、下の3つが挙げられます。
- 懸垂バーの握り方が間違っている
- 懸垂バーを強く握りすぎている
- 素手で懸垂をしている
この3つのように懸垂をするとなぜ握力がもたなくなるのか?詳しく解説していきます。
懸垂バーの握り方が間違っていると握力がもたない
懸垂で握力がもたない1つ目の原因は、懸垂バーの持ち方が悪いことが考えられます。
懸垂をする時は、親指を懸垂バーの上から回すサムレスグリップ(OK例)がオススメです。
親指を懸垂バーの下から回すサムアラウンドグリップ(NG例)は、懸垂バーを握る力が入りすぎるため、懸垂で握力がもたない原因の1つになります。
また、サムレスグリップにすることで、懸垂が広背筋に効きやすくなります。
【関連記事】懸垂が広背筋に効かない!広背筋に効かせるコツを詳しく解説します!
サムレスグリップは懸垂の基本的な握り方になるので、サムアラウンドグリップをしている方は懸垂バーの握り方を変えてみましょう。
懸垂バーを強く握りすぎていると握力がもたない
懸垂で握力がもたない2つ目の原因は、懸垂バーを強く握りすぎていることが考えられます。
懸垂バーから滑り落ちないように強く握りすぎると、握力がもたないことが多いです。
懸垂をすると手のひらにも汗をかくことがあるので、懸垂バーを強く握ってしまう気持ちは分かります。
しかし、懸垂バーを強く握りすぎると握力がもたないという問題だけでなく、懸垂が腕に効いてしまうという問題も発生します。
≫懸垂で腕に効いてしまう原因を解説!腕が疲れて筋肉痛になる人は必見です!
特に懸垂の後半になると、背中に疲労が溜まってくるので、懸垂バーを強く握ってしまう傾向があります。
しんどい時こそ懸垂バーを握る強さを意識して、握力をあまり使わないようにしましょう。
素手で懸垂バーを握っていると握力がもたない
懸垂で握力がもたない3つ目の原因は、素手で懸垂バーを握っていることが考えられます。
懸垂バーにゴム製のグリップがあれば別ですが、鉄製の懸垂バーを素手で握ると滑りやすいです。
滑りやすい素手の状態で懸垂をすると懸垂バーを強く握りすぎる原因の1つにもなるので、あまりオススメできません。
また、素手で懸垂バーを握ると、
という問題が発生して、懸垂以外の筋トレにも悪影響が出ることがあります。
懸垂をする時は、トレーニンググローブや、この記事でオススメしているパワーグリップなどを使いましょう。
懸垂で握力がもたない人のよくある疑問
懸垂で握力がもたない人は、下のような疑問を持つことが多いと思います。
- 握力を鍛えるべき?
- 握力補助のアイテムを使うべき?
- 筋トレ初心者でもアイテムを使っていいの?
実際に私も、このような疑問を持っていた時期がありました。
懸垂で握力がもたない人のよくある疑問を、1つ1つ解決していきましょう。
懸垂で握力を鍛えられるのか?
懸垂をすることで、握力を鍛えることは出来ます。実際に私も、懸垂を始めてから握力が上昇しています。
しかし、単純に握力と言っても、
- 強く挟み込む握力
- 握り続ける握力
このように2種類に分けることが出来ます。
強く挟み込む握力は握力測定の時に使う握力で、握り続ける握力はよくスポーツ番組などである「何秒ぶら下がれるか」という時に使う力です。
懸垂では強く挟み込む握力も鍛えられますが、メインで鍛えられるのは握り続ける握力です。
筋持久力の向上が著しいですが、実際に懸垂をすることで握力を鍛えることは可能です。
握力不足の人は握力を鍛えるべき?
私は、懸垂で握力がもたない人でも、握力を鍛える必要はないと考えています。
わざわざ握力を鍛えなくても、先ほど解説したように懸垂やウエイトトレーニングをしていると勝手に握力は鍛えられます。
無理に握力を鍛えて懸垂や他の筋トレが出来なくなるくらいなら、握力を鍛えるメリットは少ないです。
握力は、握力補助のアイテムでいくらでもサポートできるので、他の筋肉を鍛えることを優先させましょう。
懸垂で握力補助のアイテムを使うべき?
私は懸垂をする時に、パワーグリップなどの握力補助のアイテムを使うべきだと考えています。
せっかく懸垂をしているのに背中の筋肉より先に握力に限界が来ると、効果的に背中を鍛えることは出来ません。これは非常に勿体無いことです。
背中の筋肉に限界が来るまで懸垂をするために、握力を補助してくれるパワーグリップを使うようにしましょう。
どのメーカーのパワーグリップが良いか分からないという方は、私が使っている「オールアウト」というメーカーのパワーグリップを使ってみて下さい。
機能性が高いのに価格が安く、3年ほど使ってもまだ壊れていないので、非常にオススメです。
≫オールアウト(ALL OUT)パワーグリップのレビュー・口コミ・評判を紹介
筋トレ初心者でも握力補助のアイテムを使っていいの?
私は、今ではパワーグリップを使って懸垂をしていますが、パワーグリップを購入する前はこのような考えを持っていました。
ジムで周りの人から変な目で見られないかな?
実際には、ジムで他人から変な目で見られることは無いですし、筋トレ初心者こそトレーニングギアを使うべきだと考えています。
筋トレ初心者の場合、
- 握力が弱い
- 懸垂のフォームが安定していない
- 懸垂で背中の筋肉を使う感覚を掴めていない
このような理由から、懸垂が完璧に出来る状態ではないことが多いです。
懸垂のフォームを安定させるため、また懸垂で背中の筋肉への意識を強めるために、パワーグリップなどの握力補助のアイテムを使うべきだと考えています。
私は懸垂に慣れた今でも手のひらの保護のためにパワーグリップを使っていますが、懸垂に慣れればパワーグリップなしで懸垂をしても良いでしょう。
懸垂上級者の場合
懸垂に慣れるまで筋トレをしていると、自然に握力も鍛えられているので、懸垂で握力がもたなくなることは基本的にはありません。
また、懸垂のフォームが安定し、しっかり背中の筋肉を使うことが出来るので、パワーグリップなどの握力補助のアイテムがなくても懸垂で背中の筋肉をしっかり鍛えることが出来ます。
そのため筋トレ上級者は、無理にパワーグリップなどの握力補助のアイテムを使う必要はないと考えています。
ただし、私のように「手のひらを保護したい」という人は、パワーグリップを使うべきだと思います。
まとめ:懸垂で握力がもたない人はパワーグリップを使おう
この記事では、懸垂で握力がもたない原因と握力をもたせる対策について解説しました。
懸垂で握力がもたない原因は、下の3つが考えられます。
- 懸垂バーの握り方が間違っている
- 懸垂バーを強く握りすぎている
- 素手で懸垂をしている
これらの3つの原因に対する対策は、パワーグリップを使うことです。
特に懸垂初心者は懸垂の効果を最大限に活かすためにも、握力を補助してくれるパワーグリップを使いましょう。
私は懸垂はもちろん、懸垂以外のダンベルトレーニングでも重宝しているので、 持っておいて損はないアイテムです。
どのパワーグリップが良いか分からない方は、私が懸垂をする時に使っているパワーグリップをオススメします。
≫オールアウト(ALL OUT)パワーグリップのレビュー・口コミ・評判を紹介