筋トレをしている人の中には、ベンチプレスとダンベルプレスの両方をして大胸筋を鍛えている人は多いと思います。
実際に私もベンチプレスやダンベルプレスをしていて、
このような疑問を持ったことがあります。
ベンチプレスとダンベルプレスをしたことがある方なら体感で分かるかもしれませんが、
ベンチプレスとダンベルプレスの重量はイコールではない
と、言われています。
この記事では、
- ダンベルプレスの重量をベンチプレスの重量に換算する方法
- ダンベルプレスの重量と回数からベンチプレスの最大挙上重量(1RM)を知る方法
これらの内容を解説しています。
ダンベルプレスとベンチプレスと重量を設定するポイントもあるので、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
ダンベルプレスとベンチプレスの重量換算をする時に使うので、RMを覚えた上で記事を読み進めて下さい。
ダンベルプレスからベンチプレスへの重量換算
ダンベルプレスで扱う重量は、ある計算式を使うことでベンチプレスの重量に換算することが出来ます。
これから紹介する計算式は、ダンベルプレス1回の重量をベンチプレス1回の重量に換算する計算式になります。
ダンベルプレスで扱う片手分の重量(ダンベル1つ)の2.4倍が、ベンチプレスへの換算に一般的な計算の重量です。
実際に換算式に当てはめて、ダンベルプレス重量からベンチプレス重量に換算をしてみましょう。
ダンベルプレスからベンチプレスへの重量換算の計算式
例えば、ダンベルプレスで20kgのダンベルを2つ(両手で40kg)を扱う場合、以下のような計算式で換算することが出来ます。
20kg×2.4倍=48kg
ダンベルプレスの20kgはベンチプレスで「48kg」を挙げているのと同じと換算することができます。
この換算式を見ると、同じ重量ではベンチプレスよりダンベルプレスの方が難易度が高いということが分かります。
ダンベルプレスでは左右のダンベルのバランスを取る筋肉も必要になるので、ベンチプレスより多くの負荷がかかるということですね。
ダンベルプレスからベンチプレスへの重量換算表
ダンベルプレス重量からベンチプレス重量への換算が面倒な方は、こちらの重量換算表をご覧ください。
ひと目でダンベルプレス重量からベンチプレス重量へ重量換算が出来るようになっています。
ダンベルプレスの重量を2kgごとに、ベンチプレス重量に換算しています。
※重量換算表は縦にスクロールできます。
ダンベルプレス (片手分の重量) |
ベンチプレス (全重量) |
---|---|
10kg | 24.0kg |
12kg | 28.8kg |
14kg | 33.6kg |
16kg | 38.4kg |
18kg | 43.2kg |
20kg | 48.0kg |
22kg | 52.8kg |
24kg | 57.6kg |
26kg | 62.4kg |
28kg | 67.2kg |
30kg | 72.0kg |
32kg | 76.8kg |
34kg | 81.6kg |
36kg | 86.4kg |
38kg | 91.2kg |
40kg | 96.0kg |
42kg | 100.8kg |
44kg | 105.6kg |
46kg | 110.4kg |
48kg | 115.2kg |
50kg | 120.0kg |
52kg | 124.8kg |
54kg | 129.6kg |
56kg | 134.4kg |
58kg | 139.2kg |
60kg | 144.0kg |
ダンベルプレス重量換算表は、ダンベル1つあたりの重量が基準です。
ダンベル2つ分(両手で扱う重量)で換算しないように注意しましょう。
ベンチプレスからダンベルプレスへの重量換算も可能
上の重量換算表を見れば分かると思いますが、
ダンベルプレス重量からベンチプレス重量への換算
を基準にしていますが、反対方向に換算すれば、
ベンチプレス重量からダンベルプレス重量への換算
も可能になっています。
説明する必要はないかと思いましたが、念の為、説明させて頂きました。
ダンベルプレス重量からベンチプレスのMAX重量を換算する方法
ダンベルプレスの重量と回数からベンチプレスの最大挙上重量(1回なら挙げられる最大重量)を知ることが出来ます。
この換算式には、あなたのダンベルプレスの重量×回数の情報が必要になります。
ダンベルプレスの10RMの重量(片手)の3倍が、ベンチプレスのMAX重量(1RM)と言われています。
10回なら挙げられるダンベルプレスの重量が基準ですが、ダンベルプレスの回数が10回未満の情報でも換算可能です。
もしダンベルプレス10回未満の重量しか分からない方は、換算する計算式の後に紹介する換算表をご覧ください。
ダンベルプレスからベンチプレスのMAX重量を換算する計算式
例えば、ダンベルプレスで片手20kg(両手で40kg)を10回挙げられる方の場合、以下のような換算式になります。
20kg×3倍 =60kg
ダンベルプレスで片手20kg(両手で40kg)を10回挙げられる人は、ベンチプレスで60kgを1回挙げられると換算することができます。
※あくまでも計算上の重量なので、目安として捉えましょう。
ダンベルプレスからベンチプレスMAX重量への換算表
ダンベルプレスの重量と回数から「ベンチプレスの最大挙上重量」を把握できる換算表を作成しました。
白文字になっている重量と回数がダンベルプレスのデータで、黒文字の重量が1回なら挙げられるベンチプレスの最大挙上重量になります。
興味のある方はダンベルプレスの重量と回数から、ベンチプレスの最大挙上重量を換算してみましょう。
※重量換算表は縦横にスクロールできます。
重量 / 回数 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 | 11回 | 12回 | 13回 | 14回 | 15回 | 16回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10kg | 28kg | 28kg | 29kg | 29kg | 30kg | 31kg | 31kg | 32kg | 32kg | 33kg | 34kg |
12kg | 33kg | 34kg | 35kg | 35kg | 36kg | 37kg | 37kg | 38kg | 39kg | 40kg | 41kg |
14kg | 39kg | 39kg | 40kg | 41kg | 42kg | 43kg | 44kg | 45kg | 45kg | 46kg | 47kg |
16kg | 44kg | 45kg | 46kg | 47kg | 48kg | 49kg | 50kg | 51kg | 52kg | 53kg | 54kg |
18kg | 50kg | 51kg | 52kg | 53kg | 54kg | 55kg | 56kg | 57kg | 58kg | 59kg | 60kg |
20kg | 55kg | 56kg | 58kg | 59kg | 60kg | 61kg | 62kg | 64kg | 65kg | 66kg | 67kg |
22kg | 61kg | 62kg | 63kg | 65kg | 66kg | 67kg | 69kg | 70kg | 71kg | 73kg | 75kg |
24kg | 66kg | 68kg | 69kg | 71kg | 72kg | 73kg | 75kg | 76kg | 78kg | 79kg | 80kg |
26kg | 72kg | 73kg | 75kg | 76kg | 78kg | 80kg | 81kg | 83kg | 84kg | 86kg | 88kg |
28kg | 77kg | 79kg | 81kg | 82kg | 84kg | 86kg | 87kg | 89kg | 91kg | 92kg | 94kg |
30kg | 83kg | 85kg | 86kg | 88kg | 90kg | 92kg | 94kg | 95kg | 97kg | 99kg | 100kg |
32kg | 88kg | 90kg | 92kg | 94kg | 96kg | 98kg | 100kg | 102kg | 104kg | 106kg | 108kg |
34kg | 94kg | 96kg | 98kg | 100kg | 102kg | 104kg | 106kg | 108kg | 110kg | 112kg | 114kg |
36kg | 99kg | 102kg | 104kg | 106kg | 108kg | 110kg | 112kg | 114kg | 117kg | 119kg | 121kg |
38kg | 105kg | 107kg | 109kg | 112kg | 114kg | 116kg | 119kg | 121kg | 123kg | 125kg | 127kg |
40kg | 110kg | 113kg | 115kg | 118kg | 120kg | 122kg | 125kg | 127kg | 130kg | 132kg | 135kg |
42kg | 116kg | 118kg | 121kg | 123kg | 126kg | 129kg | 131kg | 134kg | 136kg | 139kg | 142kg |
44kg | 121kg | 124kg | 127kg | 129kg | 132kg | 135kg | 137kg | 140kg | 143kg | 145kg | 147kg |
46kg | 127kg | 130kg | 132kg | 135kg | 138kg | 141kg | 144kg | 146kg | 149kg | 152kg | 155kg |
48kg | 132kg | 135kg | 138kg | 141kg | 144kg | 147kg | 150kg | 153kg | 156kg | 158kg | 160kg |
50kg | 138kg | 141kg | 144kg | 147kg | 150kg | 153kg | 156kg | 159kg | 162kg | 165kg | 168kg |
52kg | 144kg | 147kg | 150kg | 153kg | 156kg | 159kg | 162kg | 165kg | 168kg | 172kg | 175kg |
54kg | 149kg | 152kg | 156kg | 159kg | 162kg | 165kg | 168kg | 172kg | 175kg | 178kg | 181kg |
56kg | 155kg | 158kg | 161kg | 165kg | 168kg | 171kg | 175kg | 178kg | 181kg | 185kg | 188kg |
58kg | 160kg | 164kg | 167kg | 171kg | 174kg | 177kg | 181kg | 184kg | 188kg | 191kg | 194kg |
60kg | 166kg | 169kg | 173kg | 176kg | 180kg | 184kg | 187kg | 191kg | 194kg | 198kg | 201kg |
ベンチプレスのMAX重量からダンベルプレスのメニューを決められる
先ほどの重量換算表では、ダンベルプレスの重量と回数から「ベンチプレスの最大挙上重量」を把握できると説明しました。
勘の良い人は気付いたと思いますが、ベンチプレスの最大挙上重量(1RM)が分かっていればダンベルプレスで挙げられる重量と回数に換算することも可能です。
例えば、
ベンチプレス100kgを1回なら挙げられる人はダンベルプレス32kgを12回挙げられる
という換算も可能ということです。
この換算表を逆に活用することで、ダンベルプレスのメニューを決めの参考になります。
ダンベルプレスの重量や回数で悩んでいる人は、換算表を参考にしてダンベルプレスのメニューを決めましょう。
ダンベルプレスからベンチプレスのMAX重量に換算した方へ
ダンベルプレスからベンチプレスのMAX重量を換算したら、換算上は挙げることができるベンチプレス重量に挑戦したくなりますよね。
そんな方に向けて、高重量でダンベルプレスやベンチプレスをする時の注意点をお伝えしようと思います。
ダンベルプレスやベンチプレスで怪我をしないためにも、この注意点は必ずご覧ください。
ダンベルプレスから換算した高重量のベンチプレスにすぐ挑戦しない
例えば、ダンベルプレスで片手30kg(両手で60kg)を10回挙げられる場合、ベンチプレスMAX重量は90kgと換算できます。
換算式:30kg×3倍=90kg
理論上は、換算式で出た90kgのベンチプレスが挙がることになりますが、いきなりベンチプレス90kgに挑戦するのは危険です。
あくまでも理論上は可能な重量ですので、人によっては90kgのベンチプレスを挙げられない可能性があります。
まずは換算値より少し軽い80kgや85kgといった重量でベンチプレスに挑戦して下さい。
換算値より少し軽めの重量を挙げることが出来て体に痛みが無いことを確認した上で、換算したMAX重量でベンチプレスに挑戦してみましょう。
換算したMAX重量でベンチプレスをするときはサポートギアを付ける
高重量のベンチプレスやダンベルプレスに挑戦するときは、怪我防止のためのサポートギアを付けることをオススメします。
ベンチプレスやダンベルプレスなどの高重量を扱うトレーニングでは、手首を痛める方が非常に多いので、リストラップの装着は必須だと考えています。
ベンチプレスやダンベルプレスで怪我をしてしまうと、怪我の影響で高重量でのトレーニングが出来なくなります。
ベンチプレスの記録更新が大幅に遅れてしまうため、怪我対策は完璧に行いましょう。
私がオススメするリストラップ
私が色んなリストラップを使った結果、高重量のベンチプレスにはシークというメーカーのリストラップが1番良いと感じました。
もしベンチプレスをしているけどリストラップをまだ持っていないという方は、リストラップの購入を検討しましょう。
どのリストラップが良いか分からない方は、私のイチオシでもあるシークのリストラップを試してみて下さい。
≫ シーク(Schiek)のリストラップを使った感想|口コミ・評判・レビューも紹介
ダンベルプレスとベンチプレスの最高記録を更新するために
ダンベルプレスの最高記録を更新するためには、
- ダンベルプレスを正しいフォームで行う
- 日々の筋トレで高重量が持ち上がる体を作る
- プロテインを飲んで筋肉量を増やす
など、様々な努力が必要です。
筋トレをしている人の中には、
という人が多いですが、プロテインだけでは栄養バランスが悪すぎます。
筋肉を付けるためにはタンパク質の摂取も大切ですが、炭水化物や脂質なども含めてPFCバランスの良い食事が非常に大切になります。
【理想的なPFCバランス】
しかし、食事改善をしたいと思っても、
- 料理が苦手
- 仕事で忙しくて料理をする暇がない
- 筋トレで疲れて料理が出来ない
このような人が多いでしょう。
実際に私も仕事や筋トレで疲れて料理が出来ない日は、高タンパク質で栄養バランスが良い冷凍弁当を食べています。
↓こんな感じです↓
電子レンジで温めるだけで理想的な食事ができるので、非常にオススメです。
私が実際に食べて美味しいと感じた高タンパク質の冷凍弁当を紹介しているので、食事改善をして筋肉を付けたい人は下の記事をご覧ください。
≫高タンパク質の冷凍弁当を買えば筋トレの食事管理が簡単になる!
まとめ
この記事では、
- ダンベルプレスの重量をベンチプレスの重量に換算する方法
- ダンベルプレスの重量と回数からベンチプレスの最大挙上重量(1RM)を知る方法
この2つの換算方法を解説しました。
記事の中で注意点として説明したように、高重量のダンベルプレス・ベンチプレスに挑戦するときはサポートギアを付けましょう。
もし怪我をしてしまうと筋トレが出来なくなり、ダンベルプレス・ベンチプレスのMAX重量が落ちてしまいます。
まだリストラップを持っていない方は、私の愛用品を購入しておきましょう。
ダンベルプレスの基礎知識 |
ダンベルプレスの種類と効果的なやり方 |
ダンベルプレスの重量設定の目安 |
ダンベルプレスの豆知識 |
ダンベルプレスの平均重量 |
ベンチプレスへの重量換算 |
ダンベルプレスの重量 |
ダンベルプレス20kg |
ダンベルプレス30kg |
ダンベルプレス40kg |