ベンチプレスをしている人の中には、100kgという重量を目標にしている人も多いと思います。
ベンチプレスで100kgを上げるためにはトレーニングも重要ですが、体重を増やすことも重要です。
この記事では「ベンチプレスと体重の関係性」について解説します。
ベンチプレスで100kgを上げるには体重が重要です
私の体重とベンチプレス記録の推移
筋トレ歴 | 体重 | ベンチプレスの記録 |
0ヶ月 | 55kg | 50kg |
6ヶ月 | 56kg | 60kg |
1年 | 58kg | 80kg |
1年半 | 63kg | 90kg |
2年 | 65kg | 100kg |
私の体重とベンチプレスの記録の推移は、上表のようになります。
食事にも気を付けながらベンチプレスなどのトレーニングをして、筋肉を付けながら体重を増やしていきました。
私の場合は増量したというより、筋肉が増えたことによって自然と体重が増えたと思います。
筋トレをしている人の中には増量期を作って、意識的に体重を増やしている人もいます。
ベンチプレスの大会では体重別に階級が分けられている
男子の階級 | 体重の範囲 |
59㎏級 | 〜59㎏ |
66㎏級 | 59.01㎏ ~ 66.00㎏ |
74㎏級 | 66.01㎏ ~ 74.00㎏ |
83㎏級 | 74.01㎏ ~ 83.00㎏ |
93㎏級 | 83.01㎏ ~ 93.00㎏ |
105㎏級 | 93.01㎏ ~ 105.00㎏ |
120㎏級 | 105.01㎏ ~ 120.00㎏ |
120+㎏級 | 120.01㎏ 〜 |
女子の階級 | 体重の範囲 |
47㎏級 | 〜47.00㎏ |
52㎏級 | 47.01㎏ ~ 52.00㎏ |
57㎏級 | 52.01㎏ ~ 57.00㎏ |
63㎏級 | 57.01㎏ ~ 63.00㎏ |
72㎏級 | 63.01㎏ ~ 72.00㎏ |
84㎏級 | 72.01㎏ ~ 84.00㎏ |
84+㎏級 | 84.01㎏ 〜 |
このように、ベンチプレスの記録を競う大会でも性別と体重によって階級が分けられています。
ベンチプレスでは筋肉量が多い男性が有利なのはもちろん、体重が重い人の方が有利に働くのです。
【体重別】ベンチプレス100kgを上げるまでの平均的な期間
今回は、
- 体重60kgの人
- 体重80kgの人
- 体重100kgの人
この3つのパターンで、ベンチプレスで100kgを上げるまでの期間を比較してみましょう。
参考記事:ベンチプレス 100kgを上げるのに必要な期間は?
この比較には「トレーニング歴」と「体重」によってベンチプレスの平均重量をまとめているサイトを活用します。
体重60kgの人がベンチプレス100kgを上げるには
体重/歴 | 1ヶ月 | 6ヶ月 | 2~5年 | 5年~ |
60kg | 49kg | 70kg | 95kg | 121kg |
※ベンチプレス重量は平均値です。
体重60kgの人がベンチプレス100kgを上げるには、平均で5年以上のトレーニングが必要です。
体重の約1.7倍のベンチプレスを持ち上げるのは、筋トレ上級者でないと厳しそうですね。
体重80kgの人がベンチプレス100kgを上げるには
体重/歴 | 1ヶ月 | 6ヶ月 | 2~5年 | 5年~ |
80kg | 72kg | 97kg | 125kg | 155kg |
※ベンチプレス重量は平均値です。
体重80kgの人がベンチプレス100kgを上げるには、平均で2〜5年のトレーニングが必要です。
6ヶ月でベンチプレス97kgが上がるので、1年でベンチプレス100kgに到達してもおかしくないと思います。
体重100kgの人がベンチプレス100kgを上げるには
体重/歴 | 1ヶ月 | 6ヶ月 | 2~5年 | 5年~ |
100kg | 93kg | 121kg | 152kg | 185kg |
※ベンチプレス重量は平均値です。
体重100kgの人がベンチプレス100kgを上げるには、平均で6ヶ月のトレーニングが必要です。
自分の体重と同じ重量を持ち上げるのは、それほど難しくないようですね。
体重別のベンチプレス平均重量
この3パターン以外の体重のベンチプレス平均重量を見たい方は、以下の表をご覧ください。
※表は縦横スクロールできます
体重/歴 | 経験なし | 約1ヶ月 | 約6ヶ月 | 2〜5年 | 5年以上 |
---|---|---|---|---|---|
50kg | 23 | 37 | 55 | 77 | 102 |
55kg | 28 | 43 | 63 | 86 | 112 |
60kg | 33 | 49 | 70 | 95 | 121 |
65kg | 38 | 55 | 77 | 103 | 130 |
70kg | 43 | 61 | 84 | 110 | 139 |
75kg | 47 | 67 | 91 | 118 | 147 |
80kg | 52 | 72 | 97 | 125 | 155 |
85kg | 57 | 78 | 103 | 132 | 163 |
90kg | 61 | 83 | 109 | 139 | 171 |
95kg | 65 | 88 | 115 | 145 | 178 |
100kg | 70 | 93 | 121 | 152 | 185 |
105kg | 74 | 98 | 126 | 158 | 192 |
110kg | 78 | 102 | 131 | 164 | 199 |
115kg | 82 | 107 | 137 | 170 | 205 |
120kg | 86 | 112 | 142 | 176 | 211 |
125kg | 90 | 116 | 147 | 181 | 217 |
130kg | 94 | 120 | 152 | 187 | 223 |
135kg | 98 | 125 | 156 | 192 | 229 |
140kg | 101 | 129 | 161 | 197 | 235 |
出典:ベンチプレスの平均重量は?男性・女性・体重別に紹介します
ベンチプレスと体重の関係性と注意点
急激に体重を増やしてもベンチプレス100kgは上がらない
これまで「ベンチプレスで100kgを上げるには体重も重要」と説明しました。
しかし、体重を増やしただけでベンチプレス100kgが上がるわけではありません。
体重も増やしつつ、高重量のベンチプレスを上げるトレーニングを地道にすることが、ベンチプレス100kgへの近道になります。
ベンチプレス100kgに挑戦する際のアイテム
ベンチプレス100kgを上げるとなると、体に大きな負荷がかかります。
その負荷でケガをしたり、関節を痛める可能性も高くなります。
初めてベンチプレス100kgに挑戦する際は、体を守るアイテムを必ず着用しましょう。
腰を守るトレーニングベルト
ベンチプレスでは腰を反りながらバーベルを上げるため、腰を痛めやすいです。
トレーニングベルトは腹圧を高める効果があるので、ベンチプレスで腰を痛めにくくなります。
また、腹圧が高まることによって体幹が安定し、ベンチプレス100kgなど高重量を持ち上げやすくなります。
ベンチプレス以外のトレーニングでも使えるので、トレーニングをしている人には必須のアイテムです。
手首を守るリストラップ
ベンチプレスではバーバルを持つ際に手首が反ってしまうため、手首を痛める可能性が高いです。
ベンチプレスで100kgを上げるとなると、手首の筋肉だけで支えるのは無理があります。
ベンチプレスで100kgに挑戦する際はリストラップを付けて手首を守りましょう。
まとめ
この記事では、ベンチプレスと体重の関係性について解説しました。
記事の内容をまとめると、
- ベンチプレスでは体重が重い人の方が高重量を上げやすい
- ベンチプレス100kgに到達する期間は、体重によって大きく異なる
- 体重を増やせばベンチプレス100kgが上がるわけではない
このようになります。
ベンチプレスの記録が100kgに近付かない人は、体重を増やすことも検討してみましょう。
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